はじめに
LINE電話やインスタ通話をしながら、ついスマホで動画を再生してしまうことってあります。通話相手が長話だったり、少し間が空いたりすると、暇つぶし感覚で動画を開いてしまう人も多いはずです。ただ、あとから急に不安になるのが、いま流してる音楽やBGMって相手に聞こえてないよな…という問題です。
もし相手にうっすらでも音が届いていたら気まずいですし、話をちゃんと聞いていない、適当に相づちを打っていると思われてしまう可能性もあります。特に仕事関係や、そこまで親しくない相手との通話では、印象が悪くならないか心配になるポイントです。
結論はシンプルです。LINE電話やインスタ通話といった通話アプリが、動画の音をそのまま相手へ直送しているわけではありません。だから動画を再生した瞬間に必ず相手に音楽が流れる、という仕組みではないです。ただし、スマホのマイクが動画の音を拾ってしまえば、その音は通話音声として相手に届きます。
つまり問題になるのは、動画を再生したかどうかではなく、その音がどれだけマイクに入り込む環境かどうかです。使い方や設定次第で、安全にも危険にもなります。
この記事では、動画の音が相手に聞こえる条件と、ほとんど聞こえない条件をできるだけ分かりやすく整理します。あわせて、今日からすぐ実践できる現実的な対策と、1回で自分の環境を判定できる簡単なテスト方法までまとめています。
結論:基本はバレにくいが、条件がそろうと普通に聞こえる
通話中に再生している動画の音が相手に聞こえるかどうかは、使っているアプリの種類よりも、スマホのマイクがどれだけ動画音を拾うかでほぼ決まります。
LINE電話やインスタ通話は、原則としてスマホ内で再生されている音を、そのまま相手に送信する設計ではありません。何も考えずに動画を開いたからといって、即座に相手にBGMが流れるような仕様ではないので、その点は安心して大丈夫です。
ただし、スピーカー通話を使っていたり、動画の音量が大きかったり、スマホの位置が口元に近かったりすると話は変わります。この条件が重なると、相手にうっすら音楽が聞こえることは普通にあります。本人はまったく気づいていなくても、相手側では小さなBGMがずっと混じっている、効果音だけ時々刺さる、といった状態になることもあります。
この場合、相手が気を遣って指摘しないだけで、内心では違和感を覚えている可能性もあります。だからこそ、完全にバレないと思い込まず、条件次第では聞こえるという前提で使い方を意識することが大切です。
通話中に動画の音が漏れる仕組み
スマホ通話の基本は、自分の声をマイクで拾い、それをリアルタイムで相手に送るという仕組みです。LINE電話やインスタ通話もこの点は同じで、通話中に発生した音は、基本的にすべてマイク経由で処理されます。動画の音が通話に混ざるルートは主に一つで、スマホのスピーカーから出た音が、そのまま本体のマイクに入り込むケースです。
多くの人が誤解しがちなのは、動画アプリの音声が内部的に通話アプリへ直接流れ込んでいるのでは、という点です。実際にはそうではなく、ほとんどの場合、動画の音は一度スピーカーから外に出て、それをマイクが拾うことで相手に届きます。そのため、音の大きさやスマホの位置関係が大きく影響します。
多くの端末にはエコー除去やノイズ抑制といった機能が搭載されており、ある程度は周囲の生活音や反響音を抑えてくれます。ただし、音楽のように一定のリズムやメロディが続く音は、環境や機種によっては完全には消しきれません。結果として、声に重なってBGMだけが薄く残ったり、サビや効果音の部分だけが一瞬はっきり聞こえたりします。
特に静かな部屋では、動画音と声のコントラストが強くなり、相手側では意外と音が目立つことがあります。本人は通話が普通に成立していると思っていても、相手は違和感を覚えている、というすれ違いが起きやすいポイントです。
ここで大事なのは、動画の音が内部的に通話へ混ざるというより、外部音としてマイクに拾われるかどうか、という点です。だからこそ対策も、設定を細かくいじるというより、マイクに音を入れない使い方や環境づくりが中心になります。
相手に聞こえやすいケース
相手に聞こえる可能性が高いのは、スピーカー通話と本体スピーカー再生がセットになっているときです。音の出口と入口が同じ端末内で近いため、構造的に動画の音がマイクへ入り込みやすくなります。自分では小さな音のつもりでも、マイクにとっては十分な音量として拾われてしまうことがあります。
とくに注意したいのは、複数の条件が同時に重なったときです。スピーカー通話にしている、動画音量が中以上、静かな部屋にいる、スマホを口元に近づけている。このような状況がそろうと、相手にはうっすらリズムが聞こえる程度で済む場合もあれば、曲として認識できるレベルまで届くこともあります。
さらに、動画の内容によっても聞こえ方は変わります。人の声が入った動画や、テンポのはっきりした音楽、効果音が多い映像は、ノイズ抑制をすり抜けやすく、相手側で気づかれやすい傾向があります。一方で、環境音のような音でも、一定時間流れ続けると違和感として伝わることがあります。
やっかいなのは、こちらは普通に会話が成り立っていると思っていても、相手側では声の合間にBGMが入り、聞き取りにくさや不自然さを感じているケースがある点です。相手が気を遣って何も言わないだけで、内心では、今なにか流してるのかなと気づいていることも現実にはあります。
相手に聞こえにくいケース
イヤホンやヘッドセットを使うと、動画の音が外に出にくくなるため、相手に聞こえる可能性は大きく下がります。音の出口が耳元で完結するため、スピーカー再生に比べてマイクへ回り込む音が物理的に少なくなるからです。特にマイク付きイヤホンの場合、口元の声を優先的に拾いやすく、周囲の音を拾いにくい設計になっているため、通話中の音漏れ対策としてはかなり効果的です。
また、ヘッドセットやカナル型イヤホンのように耳を密閉するタイプは、動画音が外へ漏れにくく、その分マイクに入るリスクも下がります。普段と同じ音量で動画を流していても、スピーカー再生時より相手に聞こえる確率は大きく下がるでしょう。
さらに、動画の音量が小さい、スマホを少し離して持つ、通話に集中して返事が遅れない。このような使い方を組み合わせることで、音でバレる確率はかなり低くなります。音量を一段階下げるだけでも、マイクに入る音の量は意外と変わりますし、スマホを口元から数十センチ離すだけでも効果はあります。
ただし、イヤホンを使っていれば絶対に安全というわけではありません。イヤホンの種類や端末の設定、OSの仕様によっては、通話の入力マイクがイヤホン側ではなく、本体マイクに切り替わっていることがあります。この場合、外にわずかに漏れた動画音を本体マイクが拾ってしまい、相手に届く可能性が残ります。
そのため、イヤホンを使っていても、音量を上げすぎないことや、スピーカー通話になっていないかを一度確認することが大切です。完全に油断せず、聞こえにくい条件をいくつか重ねる意識を持つことで、より安全に通話と動画視聴を両立できます。
絶対に音漏れさせたくないときの対策
確実に防ぎたいなら、いくつかの対策を同時に組み合わせることが重要です。どれか一つだけやれば完全に安全、というものではないので、優先順位を意識して重ねていくのがポイントになります。
最優先はイヤホンを使うことです。できればマイク付きのイヤホンやヘッドセットが安心です。通話の音声入力が口元に近いマイクになりやすく、周囲の音や動画のBGMを拾いにくくなります。特に有線イヤホンは接続が安定しやすく、意図せずスピーカーに切り替わるリスクも低いため、確実性を重視するなら向いています。
次に意識したいのが、スピーカー通話を避けることです。スピーカー通話は手が空いて便利ですが、動画音がマイクに入りやすい最大の原因でもあります。自分では普通の音量で再生しているつもりでも、相手側では意外とハッキリ聞こえていることがあります。音漏れを絶対に避けたい場面では、通常の通話モードに戻すだけでもリスクは大きく下がります。
三つ目は動画の音量を下げる、もしくは思い切ってミュートにすることです。通話中は、普段より一段階音量を下げるだけでも効果があります。どうしても映像を確認したいだけなら、字幕をオンにして無音で見るほうが安全です。音を出さないという選択肢は、最も確実な対策の一つでもあります。
四つ目は距離を取ることです。動画を流している端末と通話時のマイクを物理的に離すほど、マイクに入る音は減ります。口元のすぐ近くで動画を鳴らすより、少し腕を伸ばして持つだけでも改善するケースは多いです。置き場所や持ち方を少し変えるだけで効果が出ることもあります。
最後に、アプリ側でノイズ抑制やエコー除去の設定がある場合はオンにしておきます。項目名はアプリやOSによって異なりますが、通話音質の改善に関する設定は基本的に有効化して問題ありません。これらを組み合わせることで、通話中に動画を再生しても音漏れするリスクをかなり抑えることができます。
すぐできる確認方法:自分の環境で1回だけテストする
機種や環境、使い方によって結果が変わるため、一番確実なのは実際に短いテストをして確認することです。設定画面を細かく見ても分からない部分が多いので、体感ベースで確かめてしまうほうが早く、確実でもあります。
テスト方法はシンプルです。友達や家族に協力してもらい、LINE通話またはインスタ通話をつないだ状態で、普段自分が見がちな動画を再生します。その際、音量を小、中、大の順で段階的に変えてみるのがポイントです。相手には、いま何か聞こえるか、うっすら音がするか、はっきり分かるかを正直に教えてもらいます。
このやり取りをするだけで、自分の端末やイヤホンの有無、スピーカー通話かどうかといった条件で、どれくらい音が漏れやすいのかが見えてきます。思っていたより聞こえていた、という結果になることも珍しくありません。
このテストを一度やっておくと、通話中に動画を開きたくなったときでも、どの条件なら比較的安全かを判断しやすくなります。逆に、テストで少しでも音が漏れると分かった場合は、その環境ではスピーカー通話と動画再生を同時に行うのは避けるのが無難です。安全ラインを自分で把握しておくことが、気まずさを防ぐ一番の近道になります。
よくある疑問
通話中に動画を見るとバレるのか、という疑問はとても多いです。結論から言うと、音が漏れる条件がそろえば相手は気づきます。特にBGMが混ざったり、効果音が断続的に入ったりすると、相手は会話とは関係のない音の存在に違和感を覚えやすくなります。
また、音そのものがはっきり聞こえなくても、相手が話している最中に返事がワンテンポ遅れたり、反応が薄くなったりすると、何か別のことをしているのではと勘づかれることがあります。音漏れと態度の変化が重なることで、動画を見ていることが伝わってしまうケースは少なくありません。
逆に、イヤホンを使っていて動画の音量も小さく、会話への反応も自然であれば、音でバレる確率はかなり下がります。相手にとって違和感がない状態を保てていれば、多少動画を開いていても気づかれにくいのが実情です。だからこそ、音漏れ対策と同じくらい、通話中の姿勢や受け答えも重要になります。
また、わざと相手に動画音を聞かせたい場合も注意が必要です。スマホのスピーカー再生で無理やりマイクに音を入れる方法だと、音質がこもったり割れたりして、聞き取りづらくなりがちです。可能であれば、同じ動画リンクを送って同時再生する、画面共有機能を使うなど、別の方法を選んだほうがストレスが少なくなります。
まとめ:気まずさを避けるコツはマイクに入れないこと
LINE電話やインスタ通話中に再生している動画の音は、アプリが直接相手に送っているわけではありません。ただし、スマホのマイクが拾えば、その音は通話音声として相手に届きます。特にスピーカー通話と本体スピーカー再生は、音漏れリスクが高い組み合わせなので注意が必要です。
気まずさを避けたいなら、イヤホンを使う、スピーカー通話を避ける、音量を下げる。この3つを意識するだけでも、リスクはかなり下げられます。さらに、事前に一度だけ簡単なテストをして、自分の環境でどれくらい音が漏れるのかを把握しておくと安心です。
この記事は、通話中に動画を見たくなったときに不安を減らすための参考として、あとで見返せるように保存しておくのがおすすめです。通話中の音漏れが心配な友達がいたら、シェアしてあげると役立つかもしれません。

